2009年01月 アーカイブ

2009年01月19日

花王「めぐりズム」で眼の疲れをいやす

お店の店番をしながら、パソコン前でネットショップの店長をしていると結構、肩がコル。こないだ、テレビのCMからネットで検索という案外ありがちなパターンで購入した花王「めぐりズム」を就寝前に試してみたのだが、これがなかなか効きそうです。ぴったりフィットするアイマスクからおそらく化学反応で発せられる温熱がジンワリ目の奥にしみこんで疲れをほぐしてくれる。
40を超えるとさすがに厳しい世の中を生き抜くためのカラダのケアは案外大事。しかし、若いころのように無茶したあとに使い物にならないようなこともなく、それなりに分別のある大人は着実に仕事をこなしていくのです。肩のこらないスーツというのは、やはりオーダースーツがやっぱりですね、、肩こりにもオーダースーツがやっぱりキーワード。

2009年01月20日

シャツのシルエット

2~3日前から朝昼晩に10分ずつの肩こり体操、といってもただ肩中心のこりをほぐすようにクビのスジを伸ばしたり、飛び跳ねてみたり、体をとにかく動かすだけのものなのだが、気分転換にもなるし、結構爽快です。昼は店の鏡の前で、携帯のタイマーを10分にセットして運動します。

実は、ここのところダイエットに成功してシャツを作り直しましたので、そのシルエットをチェックしながら、なかなか良い仕立てだ、、などと少々ニンマリしています。しかし、このシャツを注文までが結構時間がかかってしまったんですよ、、オーダースーツを扱っていますので、寸法・デザインなどはそれこそ手前味噌なのですが、逆に詳しいだけにもともとコリ症の店長は決められません、決めるのに時間が取られるので、なかなか手をつけず、いつまでも古いシャツのまま、お客様とお会いするのも1シーズンに1度あるかないか、なので案外ボロもバレないんですね。。ようやく決心して仕立てたシャツなので、とてもうれしいです。それなりにこだわったつもりだったのですが、結局寸法調整だけで、デザインは前回とおんなじ、そんなものかもしれません。もっと若いころには、時代もあったんでしょうが、派手なストライプ、柄もいろいろ変えて、、と、オーダーだけに他の人が着ていないようなものを好んで仕立てたのですが、今回は色違い無地の3色セット、白、ブルー、薄ピンク、シャツ的にはほぼ定番ですね。。

2009年01月21日

弁当男子

昼飯用の弁当を自分で作って持っていく男性のことを弁当男子というらしい。奥さんが作ってくれる弁当を持ってくる人のことは含まないらしく、弁当男子弁当男子であるためには自分で作ることが必須。この自前の弁当を作ってもってくる男子もケースbyケースなのでしょうが、おそらく妻帯者には少なく、婚期が遅くなった近頃の若者事情にこの不況が重なって起こったことなのじゃないでしょうか、、昼に弁当男子になる男性は、当然夜食も自炊なのです。
店長は弁当男子ではないですが、奥さんの作ってくれた手持ち弁当なので、経済的には家計にずいぶんやさしい、というより安月給のはるか昔からその手持ち弁当を強いられていた、、というほうが正しいですね。。カッコよく言えば、店番ひとりなので、買いに出れないからやさしくてキレイな奥さんの愛妻弁当を食べてます、、というところです。
しかし、このお弁当を入れるためのカバンはちょっとオーダースーツ屋さん的にはかっこ悪いんです、見た目ブタ鞄というのでしょうか、郵便屋のバッグというのでしょうか、車通勤ですからあまり人目には触れませんが、ちょっといただけません。

2009年01月22日

徳政令で景気回復を

オバマ大統領が着ていたのはロングスーツというのでしょうか、、全身がよく見えたのはキャデラックから降りて奥さんと二人、沿道の観衆の前をパレードしていた時ですが、丈は好みもありますが、コートより少し短め、中にスーツを着ているようにも見えないで、ロングスーツの丈を少し長めにしたような、、ので正解と推測しました。寒いのでしょうが、コートの下にスーツを着てモコモコ歩くよりは、「これからやるぞっ、若いぞっ」って見えました。肌の色があれぐらいの黒さだとスーツも似合いますね、ボーズ気味のあの刈り込んだ頭もスーツには似合います。
しかし、オバマくんには世の中を覆う黒雲をはやく振り払ってもらいたいものですね、台湾では「消費券」というのだそうですが、台湾でも日本でいうところの「定額給付券」が出たそうですよ、、小さな事業者としましては消費税が上がってしまいますと、購入時+店の売り上げにもかかる分がプラスされるので、消費税はご容赦いただきたいですが、いただけるものは一日でも早くいただきたいものです。。
いっそのこと少しばかり配るなんてケチなこと言わないで、借金で苦しんでいる人や会社の借金棒引きにしちゃえば、ぐっと景気も良くなるんじゃないかと思いますよ、、なんのために中学生は「徳政令」を歴史の授業で習うんでしょう、、おママごとでもお金が足りなくなれば、葉っぱをもいできておしまいです。
ほんとに、早くしてくださいね、干上がってしまいます。。

2009年01月23日

似合うスーツと好きなスーツ

ファッション業界に携わるものとして、フォーマルスーツに少し詳しくなりたいと思い、アマゾンで【フォーマルスーツ】と検索したところ、出てきたのはたった1冊だけ、、アマゾンでもこんなものかな、、と思いつつも作者の経歴と1冊¥2000という価格、ネットでの買い物に今までほとんど失敗したことがない、、などを総合して購入を決めた。まず、届けられた荷姿をみて少し不審、開けて落胆というところです、、なんとなく、自費出版的な装丁なのですが、¥2000もするんだからなにかあるはず、、と「あいさつ」的な見開きの文章を読んでみるとどうやら第3刷らしく、この版では少し加筆したらしい。少しホッとして勇気を取り戻し、読みすすむうちに、「好きなスーツ・似合うスーツ」的な作者の意見がありました。この作者、結構文章がうまく女性なのに男性的で語尾がきつい。作者がいうには、人の着ているものはとやかく言うくせに、自分が似合わないスーツを着ていることでずいぶん損していることには案外気がつかないものだ・・。ファッション業界に携わるオーダースーツ店の店長としては、これには一家言あり、なかなか似合うスーツと好きなスーツの定義は難しい。基本は好きなスーツが似合うスーツなのだと思うが、実は好きなスーツは似合わなく、似合うスーツはその人の好みとはまったく別のところにあったりする場合、、普段着ないたぐいの衣類を試しに着てみたら、なんだかものすごく似合ってしまった、、というようなケースはよくあるもの。似合うスーツは誰に見せるかとか、どこで着るかなどのTPOも洋服の場合、選ぶのに必要な要素、、好きなスーツは着ている本人が似合っていると思っているからで、そのご本人様の意思を自分も含めショップの店員さんが覆すのは案外難しいです。自信をもって着れる好きなスーツが似合うスーツだと、、いっておいたほうが当てはまるケースが多いと思いました。

静岡のオーダースーツ店 Pitty Savile Row掲載サイト

2009年01月24日

おさがりちゃん/子供向けの古着店

おさがりちゃんは、店長のオーダースーツ店のある静岡市の隣市清水市、合併後は清水区となっていますが、その清水区のたしか清水銀座という商店街にあるキッズ向け古着屋の店名。今から10年ぐらい前に、たぶんその商店街で毎年7月に催おされる「七夕まつり」へ行ったときに、偶然見つけて立ち寄らせていただいたのではないかと思います。当時フリーマーケットガレージセール的なリサイクルがけっこう注目されていましたし、ネットオークションなどはもう少し先のことですが、すぐ大きくなってしまう子供用ということもあって、案外店内は混んでいたようです。しかし、このするどいネーミング、おさがりちゃん、なんの説明もなく、「あぁ、おさがりちゃんは、小さな子向けの古着を売っている店、、」とわかってしまいます、、おさがりは古着ですし、ちゃんはやっぱり子供向けを間違いなく連想させてくれるはずなのですが、、
青少年のころに愛読していたピンク雑誌に、スウェーデン人は自分に本当にあった伴侶を見つけるために、まったくの自由恋愛・フリーセックスで、それを大人や社会が認めている、しかし結婚した後には浮気もしない・離婚もしない、、40を超えた今ではそれがまったくほんとの話かといえば、少しマユツバものだとは思うのですが、当時はその伴侶を見つける過程のみを信じ、すごい、、と思ったものです。
スウェーデン人は総おさがりちゃん状態で、世の中まるくおさまっているならそれはそれで幸せですが、店長的には森三中の村上のようなのがいいですね、、あの人はきっとおさがりちゃんではないんですよ。きっとだんなさんはスーツの似合う好青年のはずです、、ここでもやっぱりスーツがキーワード。

2009年01月25日

銭ゲバみた/松山ケンイチ

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽もやっぱり世相を反映する。そういった流れに敏感な製作者サイドはすぐにそういった流れに沿ったものを作るんですね、、銭ゲバ見ました、、不況だから銭ゲバ、ほんとはこういった意表をついた名前の話はすきなのですが、あまりにも急激にタイムリーな話題にのった金がらみの話らしいので、椎名誠的にいうなら斜め45度にかまえていたところ、偶然にもチャンネルがあってしまいました。主人公は目の部分にまぶたにかかる深い傷があり、父親は酒乱、造船所で派遣の作業員として働く屈折してしまった青年、こういったキャラクターは、景気が良いころにはまず見かけない、万札の登場のしかたも畳の下に溜め込んだ汚れた登場の仕方ではなく、帯封のついた束になった万札が積み上げられている、みんな金に苦労しているからこそ、この銭ゲバ主人公の行動や思考がなんとなく理解できる、共感できる部分があるから気持ちも入るんですね、、だから視聴率も上がります、、ほんと不況にあえぐ店長も、おかげさまでこの銭ゲバにはいたく共感させていただきました。
きっとしばらくは総制作費なん十億円というような、案外みたらつまらないような大作はなりをひそめてしまうんでしょう、、お金がないと知恵をしぼるから中身が濃いし、もともと不幸せで少々不穏な社会情勢のほうが、話も面白い。

2009年01月26日

ソフトスーツ/バブルの頃のスーツシルエット

ソフトスーツというとバブル全盛のころにはやった、やたらと肩幅と胸まわりの大きなシルエットのスーツで、オーダーで寸法を測って仕立てさせていただく際にも、実寸から+5cmというオーバーサイズで仕立てていました。ジャケットに合わせてパンツも必ずといっていいほど2タックでダブダブ、生地屋さんも必要以上に生地がたくさん売れるので、きっとよりバブリーな時代だったのではないかと思います。その頃というと、色柄もとっても豊富でパステルカラーだとか、光のあたりかたによって玉虫色に見えるような素材も、普通に仕事で着ている人もいましたよ、、淡いピンクのスーツで踊って唄う吉川晃司の「モニカ」のようなスーツですね、、
今はパツパツのタイト、おシャレな人はもっとタイトに、ウエスト絞って、、パンツもノータックが当たり前なので、変われば変わるものですね、、あのころはあれがかっこいいと思ってしまっていたのが、まったく今考えるととっても不思議です。きっと、タイトに飽きるとルーズになるんですね、、

2009年01月27日

スーツで威張る

昔はスーツを着ている人はたいがい社会的な地位が高く高所得で、スーツを着ているというだけで威厳らしきものがあり、スーツを着る仕事についているだけで一目おかれるようなところがありました。今でもその傾向はまったくないとはいいませんが、マンガに出てくるようなペラペラの既製スーツを着ている事務員さんは、ひょろひょろとしておとなしく、将来的に偉くなるのかも知れませんが、若い頃には体が資本のがっちりガテン系の肉体労働者のほうがよほど稼ぐからよほどいい車に乗っていたりします。
お仕事でスーツを着るのは主にはホワイトカラーの従業員さん、オーダーで仕立てたようなスーツを着ているとやっぱりカッコいいです、スーツが安売りされるようになってしまってからというもの、スーツの地位はぐっと下がってしまいましたが、スーツを仕事で着ることができるというのはやっぱり一種の特権的な幸せです。。格の違うスーツで少し威張ってみてくださいね。。

2009年01月28日

タウンウエア/懐かしい一張羅

衣類を使用目的その他視点から分類すると、大きくはフォーマルウエアタウンウエアカジュアルウエアに分けられる。フォーマルウエア、とカジュアルウエアは案外聞きなれた言葉ですが、タウンウエアとはなんでしょう、、タウンウエアは、言ってみたら「ちょっとよそ行きの服」というものだと思います。
昭和30年代のちょっとよそ行きは、一張羅という言葉もあったように、どこに行くのでもこの着たきりのスーツで出かけたんだと思います、星一徹も丹下段平もいつも同じ服を着ていましたが、それにまったく疑問をもつ人がいないぐらい、ものがない時代だったんですね、、
外食や買い物、遊園地や動物園もこの一張羅がちょっとよそ行きとして活躍したのですが、今の時代、タウンウエアは多種多様、カジュアルウエアと区別がつかない服装も多く、タウンウエアという言葉が耳にされなくなるのもうなずけます。

2009年01月29日

リトル・ダーリング/テータム・オニール

1980年公開のアメリカ映画で青春もの、店長は当時ずいぶんな映画少年で、この1980年当時は中学2年生、下敷きの中に映画雑誌の切抜きをせっせと入れて、新刊が出ると入れ替えたりという、案外マメでミーハーなことをしていました。このリトル・ダーリングは、確か記憶では店長の住む静岡では公開されなかったか、たまたまこづかいがなかったかはっきり覚えていないのですが、見ていません。人気を二分するテータム・オニールクリスティー・マクニコルという若手女優の2枚看板でしたが、店長は前者のテータム・オニール派、、今考えると店長のタイプは明らかに過去の遍歴から考えても痩せ型細面の後者クリスティ・マクニコルなのですが、この頃はすっかりテータム・オニールに参ってしまっていました、、その後、テニスプレイヤーの禿げたジョン・マッケンローと結婚したと聞いたときには、ずいぶんショックでしたが、今考えると、少々ヒラメ系の前者テータム・オニールに心ひかれてしまったのは、ライアン・オニールの娘で、ペーパームーンがんばれベアーズなどの代表作などがあったことで、ずいぶん良く見えてしまったんですね、、しかし、こういった経歴やお育ちは自然その人の外面ににじんでくるもの、、簡単には装えませんが、その人にあったおしゃれは自信と勇気をあたえてくれます。
スーツに関していうなら、似合ったスーツはお仕事にはかなりの戦力、、どんなクライアントの前でも落ち着いて冷静に自信をもってお話できます。

2009年01月30日

麻生総理のスーツ

年齢にしてはずいぶん若くきれいで、カッコよく見える麻生総理のスーツは東京青山のテーラー森脇というところで仕立てているらしいです。ネットにのっていたので、興味本位でリンクはっておきました。普通の仕立て屋さんに見えますがきっと麻生総理と気のあうセレブで上品な店主さんなんでしょうね。。
麻生総理は少し小柄なせいか、体が大きく見えるどちらかというと明るめ素材を選んでいるように思います、、スーツ生地が明るいと顔色も良く見えますし、政治家は顔を覚えられるのも大事でしょうから、お仕事着としてどうしても必要な色の選択なのかも知れません。
しかし、麻生総理ももう少しハメをはずしていただけると、お顔はカッコいいので、スーツもよく見えるのですが、なんとなくこじんまりしてしまって、端正な分良いスーツが嫌味に感じられてしまうのが残念です。
もう少し適度に、スーツにも遊び心を持ってもらえると店長としては相当支持します。

2009年01月31日

スクエアカットのナロータイ

普通のネクタイネクタイの先っちょが三角になっているのを剣先というのですが、これがスクエア(=直角)になっているナロー(狭い巾)のネクタイというのが20年ぐらい前にはやりました。また、このナロータイに流行の兆しがあるのでしょうか、、朝の情報番組に海外から宣伝に来ていたザネッサという二人組み、、このザネッサというのはハイスクールミュージカルに主演しているザックとヴァネッサという男女の二人の名前を足して短くした愛称なんだそうです、、店長も40を超えるとさすがにこういった話題には関心も示さなくなりどうしてもうとくなってしまうのですが、この男優のほうのザックが試写会かファン交流会的なものでつけていたスクエアカットのナロータイがちょっとおシャレな感じでした。
まだまだお堅いビジネスで受け入れられるほど広く浸透しているようには思えませんが、あの当時を思い出すと懐かしい、、ナロータイに合わせてシャツの衿も小さめで衿腰も低く、なのに胴回りはルーズフィット、、今よりもイケメンといわれる美少年の巾も極端に狭かったので、こういったシンプルな装いの似合うのはほんとの美少年でした。

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