良品生活のススメ

「barrel」は樽（タル）、バレル・シルエットは樽型のシルエットのことで、肩から胴にかけてタックをとることで膨らみをもたせ、裾にかけて少し絞り込んだ形をしている。
ゆるい、ふんわりとしたシルエットは軽い着心地、、胴回りゆったりの釣鐘型なので体型を気にせず、楽に着ることができる。
今年の夏はふわふわで透け感のある薄手素材がクラゲのようなバレル・シルエットのチュニックに細身のパンツやレギンスを組み合わせているおシャレさんをよく見かけました。

オーダースーツ素材では、ウインドウペーン、ハウンドトゥース、グレンチェックなどとともに、クラッシックパターン（古典柄）に属する。
ヘリンボンは直訳すれば「ニシンの骨」のこと、日本では折り目が杉の葉に似ているところから「杉綾」という。
スーツ素材のほか、秋冬のざっくりとしたジャケット素材としても好まれる。

イギリスのビクトリア女王時代（1837～1901）の服装をモチーフにしたもので、起毛素材のベルベットやサテンなど光沢感・高級感のある生地を使って、スカートの裾や衿元などをフリル・レースなどで飾るもの。
このスタイルはもともと、夫を亡くしたビクトリア女王が長期間喪に服していたときの服装を、一般の人が真似たことから生まれたスタイルであるため、全体的にはくすんだ色合いが主流。
見た目、メイド喫茶のメイドさんのファッションを彷彿とさせるかも。


静岡県 オーダースーツ Pitty Savile Row

女性がそのスタイルにメンズ・紳士物の要素を取り入れることで、女性らしさを強調させるもの。
女の人がジャケットに白のＹシャツにネクタイ、、というスタイルはその線の細さからかわいらしく感じられるもの、、テーラードに限らず、スーツはがっしり体型の男性のものというイメージからそれを女の人が着ると華奢に見える。
男性と同等の仕事ができる人は、その外見も同じものを着るのかも知れません、、実用的にもファッション的にも女性の社会進出に伴い定着したマニッシュ・ルックは、マスキュリン・ルックともいう。

静岡県 レディースオーダースーツ

足が細く長く見えるように、裁断・縫製されたパンツ。
そのように命名された既製パンツをよく見かけます、、そのほとんどは股上が浅く、レディース用などではストレッチ素材などまで使用してより細く作られている。
スーツをお仕立てする際には、パンツのヒザ位置を上げることでも脚が長く見せる効果がある。
ジャケットとの組み合わせでは、ジャケットベントをサイドベント（両脇）で切ったり、着丈を短くすることでも同様の足長効果が期待できる。

スーツを作る時に、型紙をひく人のことをパタンナー、裁断士という。
型紙（パターン）をひくことを専門の仕事にしていて、パタンナーのひく型紙にそってスーツが作られるためパタンナーとなる人にはその洋服センスはもちろん、縫製工場内の知識全般が求められる。
縫製工場内のデザイナーですね、、特にスーツなどは形が決まってしまっていますので、その微妙な寸法でシルエットが決まってしまいます、、

バギーパンツのバギーは「だぶだぶの」「袋のような」という意味で、現在のメンズオーダーでの主流がテーパードといって、モモ巾からヒザ・裾にかけてゆるやかに細くなっているシルエットなのに対して、このバギーはモモ、ヒザ、裾巾にほとんど同寸のシルエットをもつ太くてゆったりしたラインになっている。
メンズのみでなくレディースにもはかれるユニセックスなパンツシルエット。
パンタロン、ブーツカットはヒザ巾よりも裾巾が太くなっているもの。