オーダースーツ

センスアップ・おしゃれ用語

ギャツバイゼーション

「ギャツビー化現象」という意味。 ギャツビールックから派生した新用語で、ルックス的なそれをさすのではなく、ギャツビールック※における着こなし方を広く意味している。

ボディコンシャス

「肉体意識」と訳される用語。 1960年代の末にあらわれた考え方でもっと自分の体に注目しようといった意味合いがある。ボディランゲージ(肉体は会話する)などの新語も続々と生まれ、ファッション的にはボディシャツ、ボディライン※などに表現されるようになった。

コンサバティブ

「保守的な」の意味で、プログレッシブprogressiveに対して使われる。原型を保ったスーツや、ファッション的にみて保守的なスーツなどによく用いられる。

クレイズ

気違い的に短期間にブームを起こす流行のこと。 一部のトップファッション族に支持され、すぐに消え去ることが特徴。ファド。

コンテンポラリー

「同時代の、当今の、現代の」といった意味の言葉で、今もっとも新しいファッションコンセプトを表現する用語とされる。新しい価値観をもつ人のための新しいファッションという具合に解釈されいわゆるニュートラ※などがこれにあたる。コンテンポラリーモデルとは区別して使わなければならない。

プットトゥギャザー

背広ルックを中心としたコーディネートやコンストラクションに対して、服装全般に用いられる新しい「組み合わせのテクニック」をいう。ひとつの服を中心として、それによくコーディネートさせたものを次々に加えてルックスを完成させるやり方。”ジーンズプットトゥギャザー"などと使う。

オーセンティック

「真正の、本物の」といった意味で、変化したもの、まぶしいものなどに対して使われる。オーセンティック・アイビーなど。

ティピーオー|TPO

着こなしの極意を説いた用語で「いつ、どこで、なにを着るのか」という服装上のきまりの方向を明確にあらわしている。Tはtime(時)、Pはplace(場所)、Oはoccasion(場合)をそれぞれ意味する。MFUが1963年度のファッションテーマとして提唱したことから、急速に一般化したものである。ちょうど、東京オリンピックの前年にあたり、国際人としてはずかしくない服装のマナーを、日本の男性に与えようとする意図がこめられていた。最近では世の中の情勢も変わり、ニューTPOという用語が使われることもある。

インフルエンス

「影響」「感化」の意味。ファッションの伝えられる経路、またその源泉や、流行が生まれる原因となった人、物、事柄、現象、傾向などをいう。”フォーク・インフルエンス”といえば、地方的な民族衣装を端に発したファッションのことをさす。

エクレクティシズム

折衷主義と訳される。 さまざまなファッションの中から、自分の気に入るものだけを取り出して、独特の雰囲気で着こなすといったいわゆるクロスオーバー的着こなしがこれにあたる。

エコロジー

「生態学」を意味する言葉。 最近自然回帰ブームがさきがけとなり、各分野で広く使われ、新造成語もサイコロジーcycology(自転車と生態学を結びつけたもの)などのように多く作られている。過度な文明発達と自然破壊の恐怖が背景となって、急速に見直されてきたもので、ファッションに与える影響も大きい。特に若者の間での動きは活発で、行動的にはバックパッキング、ヒッチハイキング、山奥でのフィッシング、サイクリング、オリエンテーリングなどにあらわれ、集団的にはコミュニティの建設などもその一例にあげられる。小説「かもめのジョナサン」「ウォーターシップダウン」などを含めていよい。このような意味で、ジーンズはエコロジーブームの象徴であるというとらえかたもされる。

エスニック

「人種<種族・民族>的な」、また「異邦人の、異教徒の」という意味。ファッションにおいては、民族衣装※、あるいは民族衣装にデザイン・モチーフを得たルックスをさす。フォークロアにかわってよく用いられる言葉である。

エレガンス

優美・優雅。 ひとことで説明するには大変な言葉で、要するに決して派手ではなく、上品な感覚と洗練された物腰とから、さりげなく漂ってくる気分、とでもいっておくと正確に近いだろう。

ソシアル

本来「社交的な、社会的な、懇親の」といった意味だが、正確にはソーシァルと発音する。特に日本の場合、「ソシアル」はと口の紳士服メーカーの登録商標になっており、その適用方法は難しい。ソーシァルウエアは日本製の英語で、フォーマルウエアほど格式ばらないパーティ着、社交服といった意味に用いられてる。

ソフィスティケート

「奇弁でごまかす、こじつける」などいい意味ではないが、転じて「ガキ(ジャリ)でない」といった意味になる。ファッション用語としてはソフィスティケーテッドと同じく「洗練された、大人的な、趣味のよい」の意味で多く使われる。

ドレッシー

スポーティー対して使われる言葉。服装に凝る、派手に装うなどの意味もあるが、上品にエレガントに着こなす様子をさすことが多い。

ドレスマッチ

着こなしにおける新しいテクニックのひとつ。 ミックス&マッチの対極に位置するもので、似た色柄・デザイン・感覚で全体を統一することをいう。ミックス&マッチが動的な着こなしであるのに比べて、こちらは静的なそれである。シックな雰囲気を演出するテクニックだといえよう。

カジュアル

本来は「偶然の、思いがけない」「不用意の、でたらめな」などの意味をもつ言葉であるが、ファッション用語として使う場合には「気楽な、手軽な、何気ない」と言った意味を準用する。つまり、リラックスした服のすべて、またそのような感じを取り入れた服などについて使われる。

スポーティ

特に軽快な感じの服装、またもともとスポーティな服に軽快さを強調する意味で使われる。前者ではスポーティスーツ、後者ではスポーティスポーツシャツといった具合に。

フィットネス

適合、健康の意味で、もともとはフィジカルフィットネスといって、自然と調和した健康的な肉体を作り上げることをいう。こうした意識がいまファッションにも及んでブームを作り出している。

アーバン

郊外(サバーバン)、田舎(ローカル)に対峙する言葉で、「都会風な」「洗練された」「上品な」と言う意味。

クラシック・エレガンス

クラシックな良さを保ち優雅な雰囲気のある服装全般の感覚をあらわす言葉。古き良き時代を回顧させるファッション表現である。

コーディネート

もともとの意味は「同等の、同格の、等位の」である。 これから、2種以上のものを同一感覚に統合、調合する意味に転ずる。服飾用語としてはスタイル・色柄・素材などを関連させてバランスをはかり、ひとつのルックスに仕上げることをいう。”カラーコーディネート””コーディネートルック”などと多く使われ、すっかり一般化してる。

シフト・コーディネーション

組み替え自由な着こなし方をさす。 「転ずる・置き換える」という意味で、マルチプル・コーディネーションと同義。

マルチプルコーディネーション

トリオスなどのニュースーツをふたつ用意して、それぞれのパーツ(部分品)を入れ替えることによって、数多くの着こなしを生み出すテクニックをいう。

アンサンブル

フランス語で「統一、調和、一緒に」などを意味し、調和のとれた組み合わせのスタイルや色柄を総称する。最近ではコーディネートのほうが、用語としても新しい。

コーリレート

「関連性」といったほどの意味で、服装を構成する各部分のアイテムに関連を持たせ、よりよい着こなしを目指そうとする服装術のことになる。いわばコーディネートの発展したものであり最近使われるようになった用語。

コンストラクション

「建造、建設、製造」などの意味だが、服飾用語として使う場合は、"コーディネーション(コーディネート)”をさらに進歩させた着こなし、組み合わせのテクニックを意味する。たとえば、シャツ、ベスト、スラックスがそれぞれ独立して、完全なルックスが組み立てられるようになった構成をいう。

デコントラクテ

「デ」は打消しを意味する接頭語「コントラクテ」は"緊張する""収縮する"の意味。英語のリラックスに相当する言葉で、ことさら緊張を必要としない服に対して用いる。つまり、フランスでいうカジュアルの意味に近いといえる。

コンビネーションし

「結合」「組み合わせ」のこと。 ジャケットとスラックスの組み合わせなどについても用いられる。また、サドルシューズ※のように白黒2色の配色が特徴の靴や、上下ひとつなぎの肌着(ユニオンスーツとも呼ばれる)のこともいう。

サイドバーン

「短いほおひげ」のこと。 アメリカの俗語「バーンサイド」からこの名がある。これもまた同じ意味である。いわゆるモミアゲは”ウイスカー”と呼ぶが、ひげの流行から長いモミアゲのこともサイドバーンと呼ぶのが一般的になっている。

サイド・プロポーション

全体のシルエットを、側面からながめた場合のプロポーション(割合、つり合い)のこと。

ジーニング

生活のジーンズ化現象をいう。 もともとは某ジーンズメーカーのキャッチフレーズだったが、現在ではことファッションに限らず、ニュー・ライフスタイルのキーワードとして用いられるようになっている。ジーンズのように素朴で人間らしい生活をめざそうというもので、同じような言葉としてジーナリーがあげられる。

シェープアップ

身体を美しく整えようとすること。 現代の健康志向から生まれたもので、器具を使っての整体の他ジョギングなども含まれる。

スータブル・コンセプト

「スーツ化の考え方」の意味。 スポーツウエアをスーツとしてドレッシーに着こなそうとする傾向をさす。スポーティなブルゾンに共地のパンタロンを組み合わせ、ドレスシャツにネクタイを締めてスーツスタイルに仕上げることなどがその例である。また、上下共地でなくても、たとえば黒のレザー・ブルゾンにフランネルのスラックスを合わせ、首元にバタフライボウを飾れば立派な「スータブル・コンセプト」の表現になる。最新の着こなし方のひとつである。

ソリュージョン・コンセプト

ソリュージョンとは、「分解、分離、解体」などの意味で使う。 スーツの着こなしにおける新しい考え方のひとつで、ジャケット、ベスト、スラックスの各パーツを一度バラバラにしてもう一度まったく別の組み合わせを可能にさせる方法という。スポーツウエアの新しい考え方テーラード・クロージング版の一種ともいえる。これに似た考え方はたくさんあるが、総称してアダプタブルコンセプト(着こなしの交換が可能な考え方)と呼ばれる。

タイドアップ

ネクタイをきちんと締めること。 またそうした着こなしをタイドアップルックという。

テキスチュアオンテキスチュア

異なる素材を組み合わせて、新しい感覚を作り出すテクニック"マテルアルコーディネート”という場合もある。テキスチュアは「手触り、風合い、質感」などの意味がある。

ドゥ・イット・ユア・セルフ|Do it yourself

「自分のことはじぶんでしよう」といった意味で、ホームソーイングや日曜大工など、既製品をそのまま使うのではなく、自分自身で作りあげようとする風潮を広くさす用語。単にDIYとも略称し、手作り品が注目される現在、ひとつのマーケットを形成している。

ニュー・モダニズム

新現代主義、’80年代のファッションの指針とされるもので、新しい時代に対応してそれに果敢に挑戦していこうとする姿勢を示したもの。都会性、合理性、現実性といったことがポイントとされている。

ニュー・ライフスタイル

「新しい生活のあり方」を意味する言葉。 価値観の大変動期を迎えて、いま、人々は新しい社会、ひいては個人の生活のあり方まで真剣に模索している。そのような動きをひとまとめに表現しているといえる。ファッションもカジュアル 化の伸展、レジャースーツの登場などで、大きな転換を見せ始めているが、それに対する服装のあり方を求めることも、この言葉に含めて考えられる。

ハウツーウエア

「いかに着るか」という意味で、これからのファッションの着こなしを示唆する用語。形の上での変化のみを追い続けた時代に変わって、現在は、内部の要素(素材・色柄などの組み合わせ)をいかに変化させるかによって、着こなしを完成させる時代となっている。「何を着るか」ではなく「いかに着こなすか」を示した言葉がこれである。

バックパッカー

バックパック(アルミのフレームと厚手のコットン地などで作られた背負い子)に携帯用食品や生活必需品を詰め込んで、野山を何日も1人で歩く1種のスポーツをバックパッキングというのがこのように非常にエコロジックな行動をとる人をバックパッカーと呼んでいる。アメリカはカリフォルニア州の若者たちの間で始まり、世界的に広まる気配がある。彼らにジーンズルックの原点があるように思われる。

プラスチックティピーオー

プラスチックは「形成力ある、思いどおりの形に作られる」などの意味があり、ここから1着の服でどんなTPOにも合わせられる新しい着こなし方のことをいう。たとえば1着のスリーピーススーツでベストをはずしたり、アクセサリーを変化させることによって、TPOに応じていくことをさす。

プラスワン・ファッション

すでに存在するルックスに対して何かひとつプラスすることによって雰囲気を変化させてたり、着こなしの幅を広げることをいう。コーディネートスーツにももう1本のスラックスを付け加え、それを取り替えて着こなしの変化を楽しむことなどが例としてあげられる。

ベイシックファッション

フォワードファッションに対する言葉。 あらゆる流行の中で、常に根底にあり、安定したスタイルを保っているファッションのこと。

ミックスアンドマッチ

新しいコーディネーションのやり方をいう。 なにかで違え(ミックス)、なにかで合わせる(マッチ)という。かなりのテクニックを要する着こなしである。セパレートスタイルに例をとれば、ジャケットとスラックスをそれぞれ「色でミックス、柄でマッチ」「柄でミックス、色でマッチ」「柄でミックス、素材でマッチ」「素材でミックス、柄でマッチ」などの方法が考えられる。

ミックスドパターン

着こなし方でいうパターンオンパターンの1種。 いくつかの柄をひとつの服装のなかで重ねて使うやり方。意識的にそうするところが特徴で、下手をすればチンドン屋になってしまう。高等テクニックを要する着こなしである。

モディファイド

「加減する、修正する」などの意味で、既に出来上がっている服などに手を加えて新しくすること、また部分的に修正をほどこすことをいう。モディファイドアイビー、モディファイドサファリジャケットなどと使う。

オーダースーツ Pitty Savile Row
http://www.order-suits.com/

日時: 2011年02月05日 12:02 |

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