ファッションコーディネートのススメ

キャップ・帽子の種類

キャップ

頭部にぴったりとフィットする「ふちなし帽子」の総称。 ハットに対峙して使われる言葉である。ひさし付きのものも含まれる。

ハンティング・キャップ

「鳥打帽」のこと。 俗にハンチングと呼ばれる。もともと狩猟を目的として用いられたところから名づけられた。１枚天井、タテ２枚はぎ、６枚はぎ、８枚はぎと種類も多く、アイビーキャップ※とよばれた後美錠付きのものも、この分類に含まれる。

カスケット

フランス語でハンティングキャップをいう。しかし、日本ではハギ（接ぎ）が多くててっぺんにボンボンをつけたものをさすことが多い。本来は女性用である。

アポロキャップ

フェルト※で出来たひさしの長い丸帽。 主として赤を使い、ひさしに黄色いレタリングがほどこされる。アポロ宇宙船基地の従業員たちが用いたことから流行したもの。

マリンキャップ

ヨッティングキャップの上部を柔らかくした感じの帽子。 主としてヨットに乗る場合にかぶる。本来は海員用のものである。

ヨッティングキャップ

クルーザー（外洋航海用の大型ヨット）に乗るときよくかぶられる、ちょうど警官の帽子に似た形のもの。上部は白かネイビーブルーの布地、側面に黒の飾り紐がつけられ、前部には記章があるのを特徴とする。前びさしは硬く仕上げられる。

スキー・キャップ

前びさしと耳おおいを特徴とした丸帽。 スキースポーツに用いられる。

スポーツキャップ

スポーツ用の帽子の名称。 ゴルフキャップ、ベースボールキャップなどひさしのついたいわゆる「丸帽」型が多い。

リバティキャップ

ハギのある上部とステッチワークがほどこされた狭いブリムを特徴とするスポーティな帽子。多くはラフなコットン地で作られ自由な（リバティ）雰囲気を持つところから、こう呼ばれている。

ショート・バイザー・キャップ

バイザー（ひさし）の短いキャップの総称。 普通のひさしの長さはいわゆる野球帽のそれをいうが、最近では長めのものが流行している。バイザー※を正確に日本語でいうと「まびさし（眉庇）」となる。

トーク

ブリムがまったくなく頭にぴったりフィットする小さな丸帽のこと。多くは女性用であるが、男性用としても毛糸で編まれたものがある。

トボガンキャップ

ストッキングに似た形の帽子で、先がとがっているもの、ニットで作られ、本来、トボガンぞり（坂をすべる冬の遊びの１種）用にかぶったものである。なお、これに似た形の、ちょうどサンタクロースがかぶるような帽子は、ストッキングキャップ※と呼ばれる。これは水に濡れる心配のあるものをその中へ入れて用いた漁夫のなどの習慣からきている。

ブリマーキャップ

極端に前びさしの長い帽子の１種。 ブリマーはブリム（つば）の広い帽子の総称である。

ライディングキャップ

乗馬用の帽子。 黒のベルベットやバックスキンで作られた前びさしつきの丸帽。

ナイトキャップ

眠るときに用いるふちなし帽子のこと。 頭にぴったりとフィットし、髪の乱れを防ぐためや、頭を保護するために使われる。ネットなどで作られることが多い。

ベレー

頂点に短い尾のつけられた、丸く平たいクラウンだけからなる帽子。フランスはピレネー山脈のバスク地方を原産地とするので、”バスクベレー”とも呼ばれる。柔らかなウールやフェルトで作られることが多い。また、"ハローベレー"、"パンケーキベレー"の名もある。

タモシャンター

スコットランドの民族服にみられる大型のベレーに似た感じの帽子。左サイドに羽根、てっぺんに毛状の丸飾りを付ける。俗に「大黒帽」と呼ばれる。

サンバイザー

バイザー（前ひさし）だけからなるヘッドギア※の１種。 かつてはテニスなどに用いられた緑色のセルロイドのひさしが付き、緑を白でかこったものがみられたが、現在では革製のそれに人気がある。これは長いレザーバイザーに彫刻模様を特徴とする。サンシルドということもある。

ヘルメット

頭を保護するための防止の１種。 古代兵士のカブトから現代のオートバイ用のものまで、この名で呼ばれ、種類も多い。機能面から硬い素材が用いられる。アフリカなど熱帯地方の猛暑用にかぶるものは、コークヘルメット、トーピー、ピスヘルメット※、などがあり、ツイード製の狩猟用のものはツイードシューティングヘルメット、セットヘルメットなどがある。

日時: 2011年02月04日 11:10 | パーマリンク