オーダースーツ

洋服・服飾用語一般

ファッション

「流行、はやり型の」といった意味はもちろん、さまざまな内容を含んだ言葉である。「ある社会集団の中で、一定数の人たちが、一定の期間、ある意図を持って類似の集団行動をとる現象」と定義することもできる。エスカイア版20世紀紳士服※百科事典によれば「特定の時間に使用される衣服及びアクセサリーズの柄・色・形または型のこと」と解説される。日本では一般概念が拡大し、服飾以外の分野にも用いられる。生活文化の反映といった意味合いが濃くなっている。欧米では服飾の流行を主に”ヴォーグ”の言葉で言い表すことが多い。

ワードローブ

原意は衣装ダンス、衣装棚のこと。 転じて「持ち衣装」のすべてをいう。自分が持っているコートから肌着、アクセサリーズまでの衣料品、服商品のすべてを意味する。また、アイビーワードローブのように、ひとつのファッションに関する必要なすべての品々をいうこともある。

ドロップサイズ

寸法表示の一種で、胸囲から胴回りの寸法を引いた数字をドロップと呼び、それの大小でぴったりしたサイズがすぐにわかるという方法である。ドロップ12を基準にして数字が大きくなるほどやせ型向きとなる。またこれは色分け表示ともされているのでわかりやすい。A体(普通体)、O体(肥満体)といったこれまでの表示にかわる新しいサイズ表示である。

ディテール

「細部」の意味。 衣服で衿やポケットなど細かい部分のことをさす。ディテールデザインなどと使う。

トップ

「上」の意。 上着、靴のはき口など上にあるものを総じていうが、服飾用語として使う場合には、上半身に着るすべてをさしていうことが多い。トップアンドボトムという風に使う。

トップ&ボトム

トップは上半身に着るものの意味、ボトムは下半身に着るものの意味から、バランスのとれた上下のコーディネーションをいう。あらかじめ完成された着こなしを目指すところにこの言葉の意味がある。

ボトム

「裾」「底」の意味。 服飾用語ではトップに対して使われ、下半身につけるものを広く総称している。スラックス、スカートなどのことで、ボトムファッション、ボトムルックなどと使う。

股上

スラックスで股から上の部分をさす。 英語で”ライズ”と呼ぶ。ハイライズ、ローライズ※。対して股から下の部分は"股下"という。これは英語ではインサイドレングスと呼ぶ。

ブレイク

スラックスの折り目の下部にできる「ゆるみ、たるみ」のこと。 パンタロンなど長めのスラックスには絶対不可欠な着こなしのポイント。

ドレスアップ

盛装すること。 今ある盛装をよりドレッシーに着こなすこと。対語はドレスダウン。

ドレスダウン

ドレスアップに対して使う言葉。 よりリラックスな雰囲気に仕上げる着こなしをいう。また、服装の格が下がることも意味する。たとえばかつて礼服であったものが長い変遷を経てビジネスウエアに転化することなど。

トレンド

「方向・傾向」などの意味から、ファッション用語としては、次にくるファッションの傾向をいう。トレンドセッター、トレンドファッションなどと用い商品企画の基本とされる。

オケージョン・ドレッシング

生活のそれぞれの場(オケージョン)によって、正しく服を着分けようとする考え方。昼の服と夜の服の着分け、公と私の区別といったことがそれ。

ヘビーデューティー

「激しい労働にも耐えうる」といった意味で、頑丈な道具、実用一点張りの衣料に対して使う言葉。ものの本質的な価値を見直そうという風潮の中で、たとえばオーセンティックなワークジーンズ、グースダウンベスト、ワークブーツ※などが、ヘビーデューティーな代物として注目されている。

イヤーラウンド

「1年中」の意味。 つまり、シーズンを問わず年間を通して着られることをいう。イヤーラウンド・スーツ、イヤーラウンド・ジャケットという具合に使う。

オールラウンド

正確にはオールアラウンドだが、「全般にわたる」のいみである。多くの用途に可能な1着、またある種の服装の全般をあらわす場合に用いる。オールラウンド・ジャケット、オールラウンド・スポーツウエア、などと言う場合である。

ライニング

「裏地」のこと。 また、裏地をつける作業のこともさす。近頃は、裏地のファッション化も進み、特にしゃれた者はこれに気を配るという。日本の場合、表地と対照的な色のものを使うことが多いが、欧米では同系色でそろえることのほうが多いようである。

ファッションサイクル

流行周期のこと。 ファッションの流行は過去繰り返しあらわれるもので、現在のクラシックリバイバルはその一例である。

ブイゾーン

背広の衿あき部分をいう。V字形を作っているところから、こう呼ばれる。ドレスシャツとネクタイが主役となり、地味な背広※を着ている男性にとってはここが唯一のおしゃれの見せ所となることから、そのファッション表現も注意が必要である。

ブーティ

「ブーツ風の」「ブーツ式の」といった意味で、アンクルブーツを総称する言葉。

プラケット

衣服に用いられる「開き」の1種。 開きにはスリット、スラッシュ、ベントなどもあるが、男子服の場合には、特にシャツのそれに使われる。「前立て」と俗にいい、裾まで完全に開いたもの、シャツの途中で止められ、浅く(ロー)、半分(ハーフ)、深く(ディープ)なったものなどの種類がある。

ブラッシュド

「ブラシをかけた」の意味で、生地表面をけばだたせて、やわらかな風合いにすることをいう。ブラッシュドデニムはその代表的な素材である。

フリル

波のようなひだのある飾り縁のこと。 フォーマルウエア向きのドレスシャツのフロントに付く。

フリンジ

ふさ飾りのこと。 ウエスタンジャケットやシックスフッターによく見られる。

ボタンフロント

前開きをボタン留めとしたもの。

ホリゾンタル

水平の意味。 ホリゾンタルストライプは水平の縞、つまり横縞のことになる。対して垂直のそれは、バーチカルである

モチーフ

動機、主旨などの意。 柄などデザインするときにきっかけとされるものをいう。スポーツモチーフといえば、主題をスポーツにとってデザインされることであり、モチーフプリントといえば、何かテーマをもったプリントの意味になる

ライトウエイト

「軽量」の意味。 特に薄手で軽量化された背広地について呼ばれる。対語はヘビ-ウエイトである。

レディツウウエア

「着るのに用意された」の意で「既製服」をさしていう。 RTWと略されることもある。レディメードと同じだが、こちらのほうが今日的な響きがある。

カットアンドソウン

ニット製品に使われる言葉で、編地(ニッテッドファブリック)をカット(裁断)してソウン(縫製)したものの総称である。これに成型品がある。ニット、シャツ、Tシャツなどの多くは、カットアンドソウン製品である。

緯編

ニットの2大組織のひとつ。 横編とも書くが地球の経度と緯度になぞらえて、専門的には「緯編」という。横の方向から糸が供給されて編まれるものである。つまり、横方向への横線を積み重ねることによって、編地ができあがるわけである。緯編機にはフルファッション編機などの横編機と丸編機がある。また形で分けると平型と丸型の2種がある。緯編の3原組織として、天竺編み(プレーン)、ゴム編み(リブ)、パール編み※=ガーター編み(パール、リングスアンドリンクス)がある。特にパール編みは両頭編みとも呼ばれる。

ワープニット

「たて編み経編」のこと。 ニットの組織は大別して「たて編み」と「よこ編み」に分けられる。たて編みはたての方向へ糸を積み重ねて編地を作り、よこ編みはよこの方向へ積み重ねて作られる。より平坦でカッチリしており、伸縮性も少ない。ワープは「たて糸」の意味で、「よこ糸」はウーフまたはウエフトである。なお、たて編み機にはトリコット※、ラッセル、ミラニーズ機の種類がある。

日時: 2011年02月03日 18:19 |

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