オーダースーツ

ネクタイの種類

ネクタイ

首や衿のまわりに巻いて、前に結ぶ帯状または紐状のアクセサリー。ネック(首)タイ(締める)の複合語である。欧米では多くクラバットの名があるが、これは17世紀、パリにやってきたクロアチア軽騎兵(クロアット)の首に巻かれた鮮やかな布片にちなんだものである。日本では慶応3年に出版された「西洋衣食住」の中に「ネッキタイ(襟飾)」の文字が見える。単に「タイ」とも呼ぶ。

クラバット

ネクタイを意味するフランス語。 語源をたどっていくとネクタイの発祥が明らかとなる。ネクタイ。

ボータイ

ネクタイの一種。蝶タイのこと。バタフライ・タイと同じ。

ウールタイ

ウールを素材としたネクタイの総称。 ネクタイ素材の多くは、シルクやシルクと合成繊維の混紡を錫増量加工して使われ、主にビジネス向きとされるが、カジュアルな雰囲気を出すにはウールタイが最適である。カントリーライクな服装にはツイードなどのネクタイが多く使われている。また、薄手タイプのそれも数多い。

ニット・タイ

ニットを素材とするネクタイの総称。 俗に「編みタイ」という。特に黒のそれはネクタイのブレザー版ともいわれるほど用途が広い。季節に合わせて編地や色を変えるなど、その種類も数多く揃っている。

ダービータイ

ネクタイの1種。 もっとも一般的な先端が剣先のようにとがったネクタイ。幅タイ、フォーインハンドタイの別名がある。ちなみに幅の広い方を「大剣」、狭いほうを「小剣」と呼んでいる。

スクエア・エンド・タイ

ネクタイの1種。先端が水平にカットされたネクタイのことで「角タイ」とも呼ばれる。スクエアエンドボウといえば、両端が垂直にカットされたボウタイの意味。

ストリング・タイ

紐状のネクタイ。 コードタイ、ボヘミアンタイ、ともいい、衿元を蝶結びにして用いる。また、ウエスタン・タイもこの1種で、衿元の金具を使って用いるものである。

バーシェープドタイ

ネクタイの型の1種で、剣先までネクタイ幅が同じようになっている形のものをいう。

ボトルシェープドタイ

瓶型のネクタイ。 フロントの真ん中で、ちょうど瓶のようにふくらんだもの。

クラブ・ボータイ

ボータイの1種で、結んだ時の両翼が一直線の形になるもの。中くらいの巾で端がすべて丸くカットされている。黒、ミッドナイトブルー、またはダークブラウンのシルクやサテン※で作られ、タキシードなどに用いられる礼装用のボータイである。スクエアボータイの名称もある。

バタフライ・タイ

ネクタイの1種。 蝶タイのこと。蝶が羽を広げた形に似ていることから、この名前が付けられている。大きな形のものをビッグボウと呼ぶことがある。

クロスオーバー・タイ

ネクタイの1種。 リボンのような形の短いタイを衿元で交互に重ね、それを飾りピンで留めたもの。礼装用に使われる。コンチネンタル・タイとも呼ばれる。

スポーツタイ

最近人気のあるカジュアル用途のネクタイを総称したもの。 細幅、短い長さのものが多く、素材もウール、コットン、レザー、ニットなど多岐にわたる。これをカジュアルな布帛※シャツやポロシャツなどにあしらうというのが今日的な着こなし。

パーキー・ボウタイ

コードタイ、いわゆるループタイの俗称。紐状のネックウエアを蝶結びにしたり、金具に通すなどして用いる。パーキーは「気取った」の意。

ボインテッドエンドタイ

先端が三角にとがったネクタイのこと。 ごくオーソドックスな形である。またバタフライボウで両端が三角になったものもこの名で呼ぶが特にポインテッドエンドボウの名称を付けることもある。

クリップオンボータイ

最初からボータイの形に作られており、うしろに付けたバンドの端をクリップ留めにするタイプのもの。ピアネスと呼ばれることもある。ちなみに手結びタイプのボータイを蝶ダービーという場合がある。

ロックノットタイ

あらかじめセミウインザーノットの結び目となったネクタイ。 わざわざ締める手間が省けるのが特徴。日本ではループタイ、スナップタイ(商品名)などがある。

レジメンタルストライプ

レジメンタルは英国の連隊を意味する。 隊によって色、柄の使い方が異なる軍隊を使っていたが、これに見られる独特の縞柄をこの名で呼ぶ。「連隊旗縞」というのはこれに因んでいる。非常に伝統のある柄だが、現在では主にネクタイの柄、特にトラディショナル調のそれの代表としておなじみである。ボタンダウン※のドレスシャツにレジメンタルストライプのネクタイとくれば典型的なトラッドマンのVゾーンとなる。

ロイヤルレジメンタル

レジメンタルストライプの縞の間に、クレスト(紋章)を散らせた重厚感あふれる伝統的な柄のこと。クレスト&ストライプともいう。

レップタイ

畝織りの生地で作られたネクタイ。 光沢のあるはっきりした畝が特徴で、レジメンタルストライプが多くのせられる。

リバース

ネクタイの柄の1種。 ストライプが右肩から斜め下へ流れた、普通のものとは逆タイプのネクタイ。

フォーインハンド

ネクタイの1種。普通の結び下げのネクタイのこと。ノットの下から「大剣」の先まで、ちょうどこぶし4個分の長さであることから、この名前がある。

バットウィング

「こうもりの翼」と訳せるもので、ボウタイの別称である。

日時: 2011年02月03日 10:57 |

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