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洋服に使われる色の種類
洋服に使われる色の種類
色|カラー
「色」。白・黒・グレーを無彩色といい、普通、有彩色をカラーと呼んでいる。色相・彩度・明度を色の3要素(3属性)と呼ぶ。素材、柄、型と並んでファッションの重要なパーツを担っている。ちなみに光の3原色は橙赤・緑・青味紫であり、色料の3原色は赤・黄・緑味青である。これらを第一次色と呼んでいる。モノトーン
「黒白調」のこと。 黒、グレー、白は色相に含まれないものとして存在する。これらの色だけの配色をモノトーンルックという。ノンカラーズ。オフホワイト
純白ではないがほとんど白に見える色。 生成り、ボーンカラーとも呼ぶように未晒し状態の白色を総称していう。昨今の自然志向の影響からもてはやされている流行色のひとつといえるだろう。生成り
コットン生地、毛糸などで生の状態(出来上がったばかりで染色などの加工がほどこされていない)をいう。また、その場合の少し黄味がかかった自然な白のこともいう。オフホワイトのこと。若者の自然志向に一番マッチする色として近年流行している。ボーンカラー
骨の色、つまりオフホワイトの新しい呼び方のひとつ。オイスターホワイト
牡蠣(かき)の貝殻に似た白色。オフホワイトと同じ。チャコールグレー
消炭色のこと。 木炭の色に似た濃い灰色。1950年代のアメリカでこの色とピンクのツートーンカラーが大流行し、日本でも昭和30年代に一大ブームを巻き起こした。ダークスーツがいまだにサラリーマンの制服化とされているのはこの後遺症かもしれない。クラシックリバイバルの波に乗って、現在またもや注目されているファッションカラーになっている。レドングレー
鉛色をしたグレーのこと。 特に淡くもダークでもない、落ち着いたグレーをいう。サンドベージュ
サンド(砂)のような色合いを含んだベージュのこと。 オフホワイトとならんで夏のジャケットなどに好まれる色。グレージュ
新しくあらわれた色のこと。 グレーがかったベージュのこと。カーキ
カーキ色(茶褐色、黄褐色)インドのヒンズー語では「ほこり」を意味するところから生まれた名称。カーキ色のツイルなどで作られた、軍服やスポーツウエアをいうこともある。また、”カーキルック”といえば、アーミールックの別称となる。オリーブ
オリーブ色。 果物のオリーブ色に似て黄味がかかった薄緑色をいう。モスグリーン
苔(こけ)を連想させる緑色の1種。ハンターグリーン
ぼんやりと黄色味がかって見える濃いグリーン。ボトルグリーン
深い濃色のグリーン。 ボトルは瓶を意味し、ちょうど緑色の瓶の色から連想されたもの。これより少し浅い感じの色はモスグリーンでありイングリッシュレーサーグリーンの別称である。ダークカラー
黒ずんだ暗色の総称。 対して明るい色はライトカラーと呼ぶ。ベージュ
タン(黄褐色)のごく薄い色。 ファッション的にはオフホワイト系のもっとも濃い色として使われる。インディゴ
藍(あい)からとれる青色染料または顔料。 独特の深みをおびたブルーは、インディゴブルーと呼び、デニムの染色に多く使われる。これはジーンズの代名詞とされる色だが、もともとは虫除け用として染められたものである。また、ガラガラ蛇が嫌う色でもあると言われる。ラピスラズリ
るり色、準宝石ラピスラズリ(瑠璃)に見られる紫みをおびた美しいあい色のこと。エクリュ
ベージュによくにた淡黄色。エッグプラント
紫のなかでも茄子(なす)の色に似た紫をいう。エレクトリック・カラー
電飾的な感覚の鮮明な色の総称。 ’79春夏パリ・プレタポルテコレクションに登場以来、人気を集めている色で、メンズウエアにも大きな影響を与えている。’80年代はアースカラーに変わって、こうした明るく健康的な色が多くなりそう。クリケット・トリコロール
フランスの国旗に見られる「紺」「白」「赤」3色で構成された配色をトリコロールカラーと呼ぶのに対して「黒」「白」「赤」の3色でのそれをさす。クリケットというスポーツ競技のユニフォームにちなんでこの名称がつけられた。新しい感覚の配色である。コーラル
珊瑚に見られるさまざまなピンク色を総称する。 明るいピンクから濃いピンクまで。バーガンディ
深くてリッチな感じの赤。この名称は、フランス南東部に産する赤ぶどう酒「ブルゴーニュ」からきており、俗に”ワインレッド”と呼ばれる。バーミリオン
鮮明な赤のこと。 一般的に「朱色」をさす。ジャンジョン
玉虫調の色合い、またそうした生地、英語でいうイリデッセントにあたり、光の具合によって光沢感のある陰影があらわれるというもの。光沢素材の台頭により、こうしたものが再び人気を集めるようになっている。タン|tan
タン色、タン皮にみられる黄褐色のこと。 靴、その他のファッションカラーとして使われる。テラコッタ
粘土を焼いたような感じの赤みがかかったオレンジ色。 赤褐色のこと。テラコッタはイタリアの赤土素焼きを意味する。トリコロール
3色の意味だが、特に紺・白・赤のそれをさす。 非常に単純明快な配色であることから、テニスウエアなどの服飾のデザインに用いられることが多い。新しくクリケットトリコロールなどもあらわれている。ちなみにこれはフランス語であるから、英語読みにする場合には、トリカラーが正しい。よくトリコロールカラーということもあるが、それは意味が重なり間違いである。パステル
優美で淡い色の調子。 パステルトーンなどと使う。ファッションの流行色に繰り返しあらわれる色調である。アクセント・カラー
全体のルックスに変化を出し、新鮮な効果を生み出すために使われる強調色のこと。ダークスーツのポケットチーフに黄や赤などをあしらうこともこれも効果的な配色方法である。ショッキング・カラー
驚きを感じさせるほどの鮮やかな色の総称。 目も覚めるような色であることから呼ばれる。単に刺激的な色である、というばかりではなく、これまでまったく服装の配色に使われなかった色を取り入れる場合にもこう呼ばれることがある。”ショッキングピンク””ショッキングブルー”といった使い方。ノンカラーズ
文字通り訳すと「色でない色たち」。 つまり、黒、グレー、白を意識的に表現した新しい言い方のこと。ソリッド・カラー
ソリッドは「無地」の意味。 柄を使わないで単色で仕上げられたものの総称である。マルチカラー
多色遣いの意味。 ひとつの生地の中にいくつかの色が使われている場合や、多色遣いの縞柄のことで、シャツやスポーツスラックスによく使われるシェード
明暗や濃淡の度合い、色合いのこと。 また、色などに影をつけたり、明暗(濃淡)をつけること。トーン
色合い、濃淡、明暗などの調子のこと。 ファッション用語としてはトーニングパターンなどと使われる。ニュートラル
「中立の、はっきりしない、中性の」などの意味があるが、ファッション用語としては主に色について使われ、中間色やくすんだ色、灰色、薄ねずみ色などを総称する。色相
色の3要素のひとつ。 英語ではヒューhueといい、"H"の略号を用いる。色合いのこと。難しくは光の色の波長につけた呼び名で、さまざまな分類の仕方がある。有名なものではマンセル式の色相環がある。これは赤から黄、緑、青を経て紫に至る色合いを20色に絞って分類したものである。明度
色の3要素のひとつ、英語ではヴァリューといい、Vの記号を用いる。色の明るさの度合いを示すものである。彩度
色の3要素のひとつ。 英語では”クロマchroma”といい、"C"の略号を用いる。色の鮮やかさや色の冴えの度合いを示すものである。日時: 2011年02月02日 13:18 | パーマリンク
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