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洋服の模様・柄の種類
洋服の模様・柄の種類
ペイズリー
まが玉風の柄。 ネクタイ、スカーフの柄として多用される。正しくはペーズレーと発音する。ちなみにこれはイギリス、スコットランドの工業都市の名でもあり、18世紀以後、織物工業が発達し、ことに絹、綿の美しいショールはペーズリーショールとして有名になった。イリデッセント
「玉虫調」の意味。 光の具合によってギラッと輝くような効果を持った生地のこともさす。コンテンポラリーモデルの背広によく使われる。「虹色」の意味もある。ジグザグ
ジグザグ模様を斜めに重ねた柄。 大柄のものから小柄のものまであり、柄の間隔もさまざまに変化する。またファッション的なジーンズやコットンで作られたジャケットなどにアクセントとして付けられたジグザグステッチのこともいう。ジャカード
フランス人、ジョセフ・マリー・ジャカード氏の考案した編機によって作られる編み込み模様のこと。柄の変化と種類は多く、セーターや靴下に利用されている。また、よく「ジャガード」といった呼び方をされるがそれは間違い。正しく「ジャカード」と発音しなければならない。ジオメトリック・パターンと共に現代の重要な柄とされている。また、単に紋織り機の名称、それで織られたり編まれたりされた生地のこともいう。モアレ
光沢のある波形や木目模様がついた織物。 またそうした模様。ネクタイや夜間のフォーマルウエアなどに多く用いられる。シレ
ナイロンやシルクなどのように、つやつやした光沢のある生地を形容する言葉。フランス語で「ろう引きした、ワックスで磨いた」の意味。ウエットルックと同義に用いる。レース
紐、また、すかし模様のある目の荒い編み物のこと。糸を撚り合わせたり、組み合わせたりして模様を形成する。機械編みレースと手編みレースの種類がある。シースルールック向きとして、シャツなどに仕立てられることがある。クレスト
楯型にのせた紋章のこと。 タータンチェックやレジメンタルストライプと同じくスコットランドの伝統を誇るもので多くはクラシックな味を残している。これを柄としたネクタイを”クレストタイ”と呼び、トラディショナルスーツには欠かせないもののひとつにとされている。象眼柄
象眼細工(金銀などをはめ込んだ美術細工の1種)のような感じにした柄のことでニットウエアによく用いられる。はめ込み柄またインターシア・パターンともいう。ペッパーアンドソルト
ツイードの1種で「ごま塩柄」とも呼ばれるもの。 白と黒、白と茶、あるいは白と青などでちょうど、ごまをまぶしたような感じの表面感が特徴。直訳すれば「塩胡椒」となる。エンボス
「型押し」のこと。 紙などに浮き彫り細工をほどこすことを意味するが、服飾では特にレザーに用いることが多い。そうしたものを”エンボスドレザー”と呼ぶ。バーズアイピケ
ピケの1種で、生地の表面にダイヤモンドパターンが浮き出ているもの。フォーマルウエアや時にはスポーツウエアに用いる。カバート
霜降り調の綾織地、また繻子(しゅす)織りのこともある。 コート用に多く使われる。ウィップコード。エンドアンドエンド
白と色のタテ糸を交互にからませて、さらしたような感じに見える織りについていう。シャンブレー、ブロードクロス、オックスフォードなどに用いられ、多くはシャツ向きの生地となる。”エンドツーエンドend to end"ともいう。ドット
水玉模様のこと。 コインドットのように大きくなるものからピンドットのような小さなものまで変化は多い。コイン・ドット
コインは「硬貨」、ドットは「水玉模様」を意味する。 つまり、コイン大の大型水玉模様のこと。婦人服やネクタイの柄に多く使われている。ポルカドット
コインドットより大型の水玉模様のこと。サーフェイス・インタレスト
表面効果を強調した生地の総称、またテクニックのことをいう。起毛、ネップ、型押しなどでこれまでになかった新鮮な感じを出したもの。男のファッションスタイルから色・柄・素材面の追及へ移った現在、注目されるファッション要素のひとつとされる。ダイヤゴナル
斜め45度の角度をもつ、畝の出た綾織り柄。変形として、畝が2本の線をグループとして構成された”ダイヤゴナルズ”、ストライプをのせた”ブロークン・ダイヤゴナル”がある。ワイドウエルダイヤゴナル
ダイヤゴナルで特に畝の間隔が広いもの。ダイヤモンド
「ダイヤ柄」のこと。 菱形の連続模様でアーガイルの別名である。ハニーコーンウィーブ
表面に蜂の巣に似たます型があらわれた織りのこと。 蜂巣織り、ます織りの名がある。ファンシーウィーブ
変わった織り方の総称。ベッドフォードコード
表面に太い畝があらわれた二重織りの生地のこと。 ピケがヨコまたは斜めに畝が出るのに対し、これはタテの畝を特徴とする。日本ではこれが間違って用いられることが多い。ホワイトオンホワイト
白地に白の模様やストライプが浮き出ることで、特にニューホワイトシャツの柄をさす。ドビージャカードを使うことが多い。オートミール
朝食用としてよく食べるオートミールのような感じの柄、また織りをいう。白黒がごちゃまぜになった、ぼんやりした外観がある。ミクスチュア
「混合」を意味する。 2色以上の色糸をまぜ織りにすることなどを意味する。またその外観をさす。ヘザーミクスチュア。レノ
透かし目を特徴にした薄手の織物。 紗織り(からみ織り)のことである。これに似た織り方では、「絽織り」がある。メッシュ
「網目」のこと。 夏用のジャケット、ニットウエア、シャツまた靴などに取り入れて涼しさを増す感じにする。サマースーツの裏地をメッシュにしたもの。タクタイル・インタレスト
触感の面白さといった意味で、手触り感の変わった生地についていう用語。単なる表面効果(サーフェイスインタレスト)に触覚の要素が加わったもので、現代ファッションのポイントのひとつとされている。日時: 2011年02月02日 08:01 | パーマリンク
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