オーダースーツ

シャツ・ブラウスの種類

ワイシャツ

ドレスシャツの日本的呼称。 ホワイトシャツのホワイトがなまったものである。「Yシャツ」の文字を当てることもある。カッターシャツと呼ぶこともあるが、これはカッター競技のユニフォームに起因するという。元をただせばすべて「ドレスシャツ」のことになる。

ドレスシャツ

背広下に合わせられるドレッシーなシャツの総称。 以前は礼装用のシャツだけを意味したが現在ではネクタイを締めるタイプのシャツ全般を指している。俗にいうワイシャツ。

クレリック・シャツ

衿とカフスを白無地にして身頃に色や柄を使ったシャツ。 1920年代に流行したシャツスタイルで現代にもリバイバルしている。この場合、衿、カフスが白無地でなくてもクレリックシャツと呼ぶことがある。

アスコット・シャツ

アスコットタイが最初から組み合わされたシャツ。 多くはトラディショナルルックの重要な部分を占めている。

アロハシャツ

ハワイを原産とする派手なプリントのスポーツシャツ。 このプリントは特にハワイアンプリントと呼ばれている。衿はオープンカラー、裾はスクエアカットでハワイでは昼夜の別なく着られる1種の万能ウエアとされている。身頃をしぼったニューアロハシャツもあらわれている。

ウエスタンシャツ

アメリカ西部でカウボーイたちによく着られたシャツ。 ファンシーなディテール・デザインを特徴とし、たとえば山型のヨーク、切り替えを変えたカフス、W型のポケットフラップなどが見られ、厚手の生地が用いられる。ドットボタン(鋲状の打ちつけボタン)をアクセントにしている。ウエスタン・ルックの世界的な流行で、さまざまなアレンジがほどこされ、今ではごく薄手のものから、デニムなど厚手のものまで作られ、ファッション衣料化が著しい。

ヘンリーシャツ

Tシャツにブラケットが取られたような感じで、それをボタン留め、または紐を通す型にしたプルオーバーシャツ。この独特のネックデザインをヘンリーネックと呼ぶ。ロンドンの有名なボートレース「ヘンリーロイヤルレガッタ」の選手ユニフォームにちなむといわれる。

カーターシャツ

カフタンに似たゆるやかなシルエットのプルオーバーシャツ。本来、回教徒の男女が着たシャツまたはブラウスのことをいう。多くは薄手コットン地で作られ、衿なし、両脇裾にスリットがある。インド北方の住民が着ていたが、1970年前後から若者のサマーファッションに採り入れられた。

ガウチョシャツ

ニットまたは織物で作られ、ブラケットを4つのループでボタン留めとした衿付きのプルオーバー型のスポーツシャツ。1930年代に流行したもの。南米アルゼンチンにすむカウボーイ”ガウチョ”が着ていたものである。

カナディアン・シャツ

大きな格子柄を特徴としたオープンカラー、両胸にポケットが付けられたスポーツシャツ、多くは厚手のウール地で作られる。着こなし方はアウターウエアとして用いるのが一般的だが裾をスラックスの中に入れるのがファッションとなっている。カナダのきこりたちに着られたことからこの名称がある。また、”ランバージャックシャツ”の名称もある。

ショーターポイント・シャツ

衿先がより短くなったシャツの総称。 現在、シャツ衿は確実に短く小さくなっていく傾向にあり、ショート・ラウンデッドカラーやショート・ボタンダウンカラーなどさまざまなデザインがあらわれている。

カラードシャツ

色付きのドレスシャツの総称。 一般に”カラーシャツ”と呼ばれている。ピーコック革命以来、ドレスシャツの中心商品となり、今ではペールトーン(薄い色)からディープトーン(濃い色)までカラーバリエーションも広く定着したといえるだろう。

ディープカラードシャツ

ディープは「深い」の意味がある。 特に深い色、強く濃い色を使ったカラードシャツのこと。逆に比較的淡い色のそれをペールカラードシャツと呼ぶ。

ニュー・ホワイトシャツ

ドビーやサテンストライプなどで、表地に柄を織り出したホワイトシャツの総称。カラードシャツやパターンドシャツなどの大流行で、忘れられていた感のあるホワイトシャツを、新しいタッチで着こなそうという傾向から生まれたもの。ここでは白もまた色の1種として加える考え方が見られる。プレーンな表面感ではなくて、凹凸間のあるところが新しい。しかし、オーソドックスなホワイトシャツも今となっては新鮮に見えるところから、それをこう呼ぶ場合もある。ちなみに、ホワイトシャツとは白のドレスシャツの総称である。

パターンドシャツ

柄つきのシャツの総称。 現在ではカラードシャツの後に出てきた新しいドレスシャツとしての性格のほうが強い。ストライプチェック、各種のプリントなど用途に応じて柄の種類も多い。

クレリック・ポロ

ちょうどクレリックシャツのように、衿と身頃の色をちがえたデザインのポロシャツをいう。多くは白衿で、ポロシャツ人気の中、こうしたタイプに人気が集まっている。

スポーツシャツ

ネクタイなしで着られる短袖、長袖のカジュアルなシャツの総称。素材・色柄のバリエーションも広い。最近ではネクタイを締め、ドレスシャツとしても用いられるタイプのものが多い。

スポーティ・スポーツシャツ

カジュアル化の進展にともなってドレスシャツとスポーツシャツの境界線も危うくなってきたが、そんな傾向を反映してよりスポーツシャツらしいスポーツシャツをこの名称で呼ぶことになった。本格的なスポーツシャツを強調する用語であり、CPOシャツなどに対して使われる。

タイマッチシャツ

シャツとネクタイをあらかじめ同一生地、同一色柄で作り組み合わせたシャツセット。

チュニック

ファンシーなシャツの1種。 また、ボックス型のシルエットをもつ。時にはベルテッドスタイルとしたミリタリー調のジャケットもいう。まったく別の意味では、古代ギリシャの衣服、キトン、古代ローマのトゥニカ、中世ヨーロッパのコットなどの表着をさしていう。古代の下着としても使われた。

Tシャツ

もともとは丸首で半袖のメリヤス肌着のこと。 現在は主に夏季、若者たちに多く着られる丸首のニットシャツをさす。下着がアウターウエアにまで昇格した顕著な例である。広げると「T字形」になることから、この名称がある。デザインの変化や種類も多いが、本格的なそれは、首元がぴったりしまり、袖、裾が広がり、全体にルーズなシルエットのものをいう。

ニットシャツ

ニット製のシャツの総称。 その意味ではTシャツからアウターシャツタイプまでさすことになるが、一般的にはスポーツシャツ型のものをいうことが多い。最近では特にプリント・ニットシャツが流行である。

ポロシャツ

衿付きで短いプラケットがとられ、普通3つボタンが付くニットシャツ、ニットのほか、夏向きとしてタオル地で作られたものもある。ごく一般的なニットシャツで、スポーツ時から普段着にまで使われる。昔、ポロ競技(4人が一組となって戦う、ホッケーに似た馬上競技)に用いられたことから、この名称がある。

ディープ・プラケット

プルオーバータイプのシャツ、ニットウエアの前立てをプラケットと呼び、これが特に深くとられているものをさす。

ネックバンド・シャツ

狭い幅のネックバンド(衿腰)が付けられた、衿なしのシャツのこと。ドレスシャツの1種でクラシックなスタイルのものである。

パイロット・シャツ

パイロット(飛行機操縦士)のユニフォームに見るシャツのこと。またそうしたイメージを持つアウターシャツのこと。エポーレット、ビッグポケットなどを特徴とし、レジャーシャツの代表的なアイテムとされる。

シー・ピー・オー・シャツ|CPOシャツ

CPOとは、チーフ・ぺティ・オフィサー(アメリカ海軍下士官)のこと。彼らが艦上で着用した両胸に大きなパッチアンドフラップポケット、肩にエポーレットを付けたスポーツシャツ。派手なチェック柄を特徴とし、裾を外に出して着るアウタータイプのジャケットとして、アイビー・ワードローブに欠かせないものとなっている。

フラネレットシャツ

綿ネルシャツ、無地、格子柄と種類も多いが、ことにワークルック流行のおり、格子柄のそれが人気アイテムとされている。

プリーテッドボザム

シャツの胸(ボザム)をプリーツ仕立てにしたもの。 タテ型、ヨコ型、ナナメ型のプリーツがあり、間隔も同じもの。礼装用の”ドレスシャツ”に多く見られる。俗に「ヒダ胸」と呼ばれる。

メキシカン・ウェディングシャツ

メキシコのドレッシーなシャツのこと。 特に結婚式での男性用の衣装にされることから、この名称がある。生地は白のローンやリネンを使い、胸元に赤や白などの糸でししゅうが長方形に飾られる。裾は水平カットで両脇にスリットが付き、外に出して着る。祭り用のそれもあり、これはメキシカンフィエスタシャツと呼ばれる。

ランバージャックシャツ

ランバーコート、ランバージャックと同義の名称。 特にシャツ感覚で着られるものをいうことがある。

面二シャツ

ヘンリーシャツ型の、らくだ色でボタン前立てにしたメリヤス肌着のこと。年配者によく着られるもので、ももひきと並んで”ラクダ”と俗称されてる。

日時: 2011年01月31日 11:54 |

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