オーダースーツ

おしゃれなルック

ギャツビールック

アメリカ、1920年代の「失われた世代」の代表的作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説「ザ・グレート・ギャツビー」(邦題「華麗なるギャツビー」「夢淡き青春」)の描写に見られるファッション。 フランネルスーツなど古き良き1920年代の雰囲気を満喫させるスタイルで話題となった。

オフ・ボディ・ルック

体から離れてゆったりとしたシルエットを”オフボディ”という。 ルーズフィットより新しい感覚の言葉で、特に女性のスモックルックなどに使われる。

エドワーディアン・ルック

イギリス国王、エドワード7世(1841~1910年、在位1901~1910年)の時代に流行したロマンチックなスタイル。 ベルエポックの時代風潮を反映した優美なシルエットを特徴としている。衿は大きなボナパルトカラー、ダブルブレステッドで肩幅は狭く肩先が盛り上がり、長い上着丈でシェープドラインが大方の特色として見られる。

パンツルック

これまでの装いが、上着中心にして組み立てられていたのに対して、スラックス、パンツを中心とする新しい着こなし方を意味する。 上着部分をトップ、パンツ部分をボトムと呼ぶことから、ボトムルック、ボトムファッションなどの用語もある。ジーンズルックはこれの代表といえるだろう。

ボールドルック

1920年代から1930年代にかけて、アメリカのシカゴを中心とした背広スタイル。 すべてにボールド(大胆)なデザインを取り入れ、男性的な雰囲気をかもし出している。その後、20年ごとの周期で復活している。

モッズルック

1965年から1966年に気違い的に流行した若者の前衛ファッション。 ロンドンはカーナビーストリートに店を構えるジョンステファンによってうみだされ、世界的な流行となった。伝統と格式を誇っていたイギリス社会に、その後爆発的な若者文化が沸き起こる導火線の役割を果たしたともいえる。

ビッグルック

ビッグ(大きい)な外観を特徴としたファッションのひとつで、1973年ごろから流行し始めたもので、それまでのボディコンシャス志向から離れたオフボディルックの考え方が基盤になっている。 まず女性のバギーパンツやロングスカートのファッションに始まり、秋を迎えてそれに合わせるトップがビッグなものに変化していった。現在ではメンズウエアにもこの傾向があらわれ、バルキーなカーディガンジャケットとオックスフォードバッグスの組み合わせなどに表現されている。"ビッグファッション”という呼び方もされ、個々の服にもビッグセーター、ビッグスカートなどの形容詞をつけて呼ぶことが多い。

キャンパスルック

キャンパスとは「学園」を意味する。 つまり学園で着られている服装の総称だが、学校の行き帰り、また大学生、高校生などがプライベートな場で着る服装全般をさして呼ぶ場合が多い。 学生の装いではあるが学生服のことではない。

省エネルック

省エネルギールックの略で、英語でいうならセーブエナジールック。 石油使用の節約をうたい文句に、それがファッションにも影響を及ぼしたもので、なかでも夏のビジネスマンの半袖スーツ(省エネスーツ)がよく知られる。

ノーティカル・ルック

ノーティカルとは「航海の、海上の、船舶の、船員の」という意味。 それらのイメージを取り入れた服装、また直接、一般のものとした服装をいう。ピーコート、クルージング・ブレザーなどはその代表であり、1973年頃流行したセーラーカラーを中心とする"マリンルック"もその1種である。

ファティーグルック

ファティーグとは「労働・雑役」などの意味で、ファティーグクローズといえば、「作業着」のことになる。 つまり作業服をファッションウエアとした着こなし方、また作業服のイメージで作られたファッション衣料の呼び方でもある。ワークジーンズなどが含まれる。

ヨーロピアンルック

「欧州調」の流行スタイルの総称。 コンチネンタルのいい方に似ているが、それが欧州大陸でのスタイルを意味するのに対して、ブリティッシュルック(英国調)を含めたヨーロッパ全体のファッションを呼ぶところに違いがある。 全体にエレガントで、審美的なルックが特徴とされている。

ボンドルック

ボンドとは、イギリスの作家イアンフレミングによって誕生した秘密諜報部員007ことジェームスボンドのこと。 この小説がシリーズ映画化されて流行した、イギリス調のルックスをいう。1965年ごろ、世界的に流行した。黒のニットタイ、ワイドスプレッドカラーのドレスシャツ、サイドベンツの背広などが特徴となっていた。

タトゥー・ルック

タトゥーは「入れ墨、彫り物」のことで、これをアクセントにしたファッションの総称である。腕などに直接描いたり、Tシャツなどに入れ墨をプリントしたりして表現する。 これは本物の入れ墨ではなくて、まがいものであるところがミソである。ボディペインティングが全身のそれだとすれば、これは部分的なものをいう。

ウエスタンルック

アメリカ西部のカウボーイたちや開拓者たちの服装の総称。現在、その素朴さと機能的な着心地が見なおされ、ファッション的に注目されている。 都会的に洗練されたそれをシティ・ウエスタンルック、昔ながらのそれをカントリー・ウエスタンルックということがある。

アウター・カラールック

シャツの衿をジャケットの上などに出して着る新しい着こなしのテクニック。ヨーロピアン調の雰囲気が強い。

アスリート・ルック

競技者ルック、実際のスポーツに使われる服をファッションとして町で着たり、そうした服に似せてファッションを創り出すといったことをさす。 スポーツルックと同じで、とくにジョギング関連のものが多い。

アスレチック・スポーツルック

アスレティックスポーツ(運動競技)用の服装をアレンジ、またはそのまま採り入れたファッションのこと。 特にゴルフ、サッカー、バドミントン、テニスなどのそれをいうことが多い。

アティテューディナル・ルック

アティテュードは態度の意味で、つまりは態度をあらわす装いといったこと。 これまでの着こなし観をを素直に実際の態度で示す考え方をさす。デコントラクテなどはその典型。

ウエットルック

ウエットが「濡れた」という意味から、一見濡れたような光沢のある感じの服装をいう。 レザー、ラッカークロス、ビニールなどの素材で作られたものの総称。

アーミー・ルック

アーミーとは「陸軍(主としてアメリカの)」の意味。軍の放出品、またそれに似せて作った服で構成される形態をさす。 これを着て戦争に参加しようという意味はなく、むしろ反戦の意思を表すところから若者に圧倒的な人気を博している。USアーミールック、カーキルックの別称もある。

ウォールック

ウォーとは「戦争」の意味。 広く戦争時、軍服に見られる服装のことだが、これを一般の人がカジュアルに着こなすところに面白味がある。アーミールックと同義。

エアフォース・ルック

ウォールックのひとつで、エアフォース、つまり空軍の服にヒントを得て作られたもの、またそのまま一般のカジュアルウエアとして用いること。 アーミールックに変わるものとして出てきた。

オピュレント・ルック

「豊かなルックス」を意味する、ニューヨークで生まれた新語。 一見して金持ちに見える服装のことをさし、アーミールックやジーンズルックなど安物のそれとはっきり区別する意味で用いられる。文字通り高級な毛皮などでのルックスもいうが、それがにせものであっても、とにかく上品で行儀が良く、上流階級に見えるものであれば、こう呼ばれる。

グラフィティルック

1950年代から1960年代初期にかけてのアメリカのヤング風俗にモチーフを求めたり、またはそのまま再現しようとした最近のヤングファッション。 映画「アメリカングラフィティ」にでてくるような服装をいう訳で、この名もそれに因んでいる。

クリーン・ルック

クリーンに「清潔な、さっぱりした、汚れていない」などの意味があるように、さわやかですっきりした服装をいう。 ニートファッションと同義の用語で、クリーンアンドニートという具合に使う場合もある。

コンストラクテッド・ルック

はっきりと形作られたルックス。 無構造仕立てのアンコンストラクテッドに対抗する形で台頭してきたファッションで、メンズスーツにも肩パッドを入れ、構築感を強調するタイプのものが増えてきた。

ジオメトリック

幾何学的なモチーフを生かしたルックス。 逆三角形ルック、長方形ルック、逆梯形ルックなどシルエットそのものが幾何学的であることが特徴。

シティ・スポーツ・ルック

ツイードなどで作られたカントリーライクなジャケットなどを、街の中でも着ようとする動き。 また、ビジネススーツをカントリーライクな素材・色柄で仕立てて都会で着るファッション傾向のこと。カジュアル化が進んでいるあらわれのひとつである。

スーベニール・ルック

スーベニールとは「お土産」のこと。 観光地のお土産店で売っている衣装をファッション的な感覚で着こなすスタイル。 また、いかにも観光地で売られているような感じの派手なプリント模様(観光地の名物、地図など)をほどこしたシャツなどの総称。特に外国のリゾート地ではこのような衣料をおいた店が多い。

ソックオールック

近年、アメリカを中心に流行している、靴下をわざと目立たせる着こなしのこと。 Oはゼロの意味ではなくOFの略だとしている。

チャイニーズルック

中国の民族衣装にモチーフを得たファッションのこと。 エスニックブームにのって登場し、東洋調の代表的なファッションとして注目されている。 多くはキルティング素材で、スタンドカラー、カラーレスジャケットなどが表現され、トウフロント、タブフロントを特徴とすることが多い。

ツイーディールック

シティスポーツルックの一般化された言葉。 ツイードでスーツ、ジャケット、スラックスを仕立てて街中で着こなす様子をいう。

トータルルック

全体の服装がひとつの要素でまとめられて完成されるさまをいう。 トータルは「全体の、完全な」の意味で、服飾用語としてもトータルコーディネート、トータルファッションなどと多く使われる。

トランス・アトランティック・ルック

大西洋という距離感を超越したファッションの意味。 すなわちヨーロッパとアメリカの融合したファッションをさすもので現在のニューヨークのメンズウエアがまさしくそうした状況を現出しているといえる。

ブイシェープ・ルック

アルファベットのVの字型のシルエットを特徴とするルックス。 いわゆる逆三角形ルック、Vラインのこと。

フューズドルック

あらゆるルックスが混じりあい、その中の各要素が融合して生まれる新たしい感覚のファッション、また着こなしのこと。 フューズは溶かす、溶和させる、融合させるの意味。

ローラーディスコルック

スケードボードにかわる若者たちの新スポーツがローラースケート。このブームはディスコにも及び、ローラースケートで踊るローラーディスコまで生まれている。 こうしたときのスタイルをこう呼び、たとえば伸縮自在なジャージー製のウエア、カラフルな色使いのウエアなどが現れている。

ワークルック

作業着など実用的な衣料をファッション的に着こなそうとする流行のこと。また、作業着からデザインモチーフを得て作られたファッションをいう。 ワークジーンズ、オーバーオールなどが代表的なアイテムで、ルーズシルエットであることが特徴とされる。ワーキングルックともいう。ファティーグルック。

日時: 2011年01月30日 10:34 |

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